とよブロ

自動車業界経験情報誌/バイク/仕事/人生観

目指そうとする動画を作るには、現行機材じゃムリだって事が痛いほど分かった

もくじ

❚ちょっと本格的な動画編集はホントに奥が深い 

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管理人が動画を制作している目的はあくまで現在創意制作中の観光サイトの紹介用ムービとして。なのでプロの方が制作する観光動画ほどのクオリティーを求めていた訳じゃなくて、あくまでサイトで紹介する観光地の雰囲気や空気感を感じ取って貰える程度のものでいいと考えていました。

 

しかし動画撮影を行う度、動画編集を行う度にやっぱりもう少しクオリティーの高い動画が作れたらなぁ~なんて思う様になっちゃうのんですね。

 

youtubeを漁りながら動画編集関連の動画を見ていると、正にこんな動画が作ってみたい!と思えるハイクオリティーな動画を見つけました。

youtu.be

 

で、実際にこの様に編集出来ないか試してみたのですがー

 

何一つ太刀打ち出来ねぇ...

 

もはやアレです。刀を振っても折れちゃうくらいに何もかも実現出来ないw

例えばこの動画でも使われている技法「タイムリマップ」

映像の途中で早送りにしたり、スローにしたりと、動画の再生速度を意図的に変化させる方法です。

youtu.be

 

管理人が現在利用している動画編集ソフトはpowerdirectorモバイル版。android用のスマホアプリですねーw いやもうこの時点で出来る事に多くの制限がある事は分かり切っていたのですが、簡易動画編集目的ならば手軽に行える編集アプリでいいじゃないって事で、これを愛用しています。

無料のおためし版でもある程度使えますが、ロゴの消去や4K動画の出力などが可能な有料版を利用しています。(3ヵ月1,125円自動更新で運用中)

現状、Androidアプリで4K出力可能なアプリはpowerdirectorだけだったと思います。

 

powerdirectorモバイルにはタイムリマップ専用の機能がありませんので、やるとしたら動画を細かくカットしつつ、再生速度を変えたいコマに速度変更設定を行うという手順になるかと思います。

 

ある程度動画コマが離れている場合にこの処理を行えば、それなりに出来なくもないのですがスムーズな速度変更はちょっと難しいみたいです。ちょっと不自然な動きになる。

細かいコマの間に連続的に速度変更を設定すると、カクつきな変な挙動などが生じてしまい、とてもじゃないけどスムーズなタイムリマップ処理としては見えません。

これはandroid端末の性能にもある程度依存しているとは思いますが、アプリの性能的に細かいコマ間での速度変更や、なめらかな速度変更にする為には限界があるという事なのでしょうか。

 

やはり少し本格的な動画編集を行うにはPC版の動画編集ソフトを活用する必要がありそうです。それにはまずPCを新調しないと...。

 

❚PCで動画編集を行う場合、そこそこな高性能を求められる

PCで動画編集を行う場合、動画編集ソフトの処理に高負荷がかかる為、ある程度高性能なPCを準備する必要があります。

 

管理人は過去にPCを自作していた時期があり、これまでに友人の依頼分を含め数十台のPCを自作してきましたが、高性能PCを必要としなくなった事や完成品PCの値下がりなどにより、PC自作はしなくなっています。

 

過去に自作PCの経験と知識があるとは言え、PC関連パーツの進化は恐ろしく早く、現在のPC関連パーツの情報には正直詳しくはありません。が、恐らくこの程度なら求める事が出来るだろう程度の予想は可能です。

 

PC版の動画編集ソフトは多数あり、ソフトによって求められるPCのスペックは異なります。特に高負荷となりがちなのがプロの方やセミプロの方、ちょっと本格的な動画編集を行っている方などが多く使用されているAdobe Premium Proでしょう。

 

Adobeと言えばillustratorやPhotoshopといった画像・写真加工などのソフトが有名ですが、動画編集ソフトにおいてもプロレベルの編集が行なえる本格的なソフトを提供するメーカーです。

 

管理人の現在メインで使用しているPCは、中古商品として自作して組み立てられたノートPC。CPUはcore i5を搭載し、SSD搭載なので通常利用には何ら問題ありませんが、何せ第2世代のcore i5なのでまずPremium Proはまともに動作しないでしょう。

いきなり本格的なPremium Proを使用するかは分かりませんが、今のPCスペックではムリ。動画編集を行うならば比較的新しい世代のcore i7以上のCPUでグラフィックボード搭載くらいが快適なのですが、そうなると完成品ならば10万以上の製品になってしまいます。

 

デスクトップで自作すればもう少し予算を抑える事もでき、スペックもノートPCよりも高性能なPCを組み上げる事が可能だと思いますが、利便性の面でやはりノートPCの方が便利です。

 

完成品5万円クラスで何とかいけそうな気がしているのが、AMDのCPU Ryzen搭載のPC。RyzenはCPUに高性能GPU(APUとも)を搭載し、PCゲーム等のグラフィック処理に効果を発揮すると言われています。

 

注目しているノートPCに搭載されているCPUはRyzen5 3500U。Ryzen第2世代のCPUです。一般的な利用用途による性能は第8世代core i5、i7同等かそれ以上、第9世代のi5よりは少し下といった所の様子。 ※最新は第10世代

 

グラフィック性能が良い=動画編集に向いている と思いがちですが、動画編集に大きく影響するのは高負荷な重い処理に影響するマルチコア性能が重要。となると、Ryzenの高性能GPU効果は動画編集においてはあまり意味を成さない可能性が。

それでもRyzenに魅力を感じるのは、intel iシリーズCPUと比較して安価で同等程度の処理能力を持っているからです。

 

ここで重要となるのが、Ryzen 5 3500UのCPUでPremium Proが使えるのか?という点ですが、この点は調べたところRyzen 3500U搭載のノートPCで実際にPremium Proを使って動画編集されている方がいるという情報がありましたので、編集自体は問題なさそう。

 

i7やi9と比較して非力なRyzen5で影響が出そうなところは、作成した動画の書き出し時間の時でしょうかね。当然処理能力の高いCPUの方が、書き出し時間は短くなります。

まぁ5万円クラスのRyzen5搭載ノートPCでPremium Proが扱えるなら十分でしょう。

 

❚Adobe Premium Rushならタイムリマップも、他高度な編集も行えそうだが

Adobeが提供するスマホ向け動画編集アプリPremium Rushなら、powerdirectorよりもっと高度な編集が行えそうなのですが、レビューを見るとどうにも動作が不安定過ぎてまともに使えないといった意見が多いです。

 

Premium Rushでもう少し高度な編集が安定して行なえるなら、PCも動画編集ソフトも新調しなくても済むかも知れないのにな...。頑張って下さいAdobeさん!

このyoutuberさんの紹介動画を見る限りでは、かなり魅力的な編集が行えそうなのにな...。一度無料版で試して見ようと思います!

youtu.be

 

❚動画編集は撮影の時点でほぼ勝負が決まる

尊敬する年下のセミプロカメラマンの親友が言ってましたが、動画撮影(素材収集)の時点で作ろうとする動画のクオリティーは決まってくるんだそうです。

最近は彼の言っている事がなんとなく理解出来るようになってきて、確かにどんなにいい編集を行っても素材が悪ければ動画全体としてのクオリティーを上げるのは難しい。

 

彼の撮影技術や知識、所有している機材はもはやプロ並みだと思いますが、彼曰く現代は機材性能が向上し過ぎてて撮影技術なんてなくても、いい機材さえあればプロ並みの撮影が行なえるという話をしてました。

 

確かに最近ではスマホのカメラ性能はもはや高級デジカメを凌ぐレベルにまで向上してきてますし、撮影技術がなくてもAI機能によってプロ顔負けの撮影が行なえる機種なんてのも登場しています。

 

管理人の機材なんてアマチュアの趣味レベルな機材でして、所有している機材は

 

・GoPro7 Black

・Galaxy S9

・Mavic mini

 

たったこれだけですw log撮影なんて出来る機材がないので、カラグレもアプリ依存程度しか出来ませんw

 

そろそろスマホも新調しなくちゃいけない時期ですが、まずは強力な手振れ補正が行なえるジンバルが必要だし、高度な編集を行うならPCと動画編集ソフトも必要。

動画のカット絵目的でズーム撮影が可能な機材も必要となるので、それにはスマホの光学ズーム機能では足りない。となると望遠一眼やミラーレスカメラなどが必要か。

 

ここ数日、やはりまずは素材収集の為にネオ一眼が必要か?と思い、予算5万クラスでいいカメラを探してネット情報を漁ったり、youtubeで実際の撮影映像を観たりなんかして探してました。

 

そしてこれなんかいいんじゃないかなっと思ったのがコチラ。

kakaku.com

 

中古で4万円台で購入でき、30fpsですが4K動画撮影も行えて、65倍の光学ズーム撮影が行なえるネオ一眼です。

センサーサイズが小さいので、写真撮影こそ最近のスマホに劣るでしょうが、スマホでは現状行えないほぼ無劣化の超望遠撮影が可能で、同価格帯の動画撮影能力と比較して望遠時の手振れも少なく、色彩もコントラスト強めの好みの絵が撮影出来そうでした。

 

かなり使えそうな感じしてたんですけど、どうなんでしょうかね。

 

親友にこのカメラを検討しているんだけど、どう思う?と尋ねると

 

全力で否定されましたw

 

勿体ないからやめた方がいいと笑。そして彼が勧めてきた機材が

Sony α7Ⅱとカメラレンズ ヘリオス44-2 58mm F2

ミラーレス本体は中古で買うとして、総額約10万円w

 

やはりそうきたかーw ちょっと本格的な撮影を行う為には最低でも10万以上は必要になるとは思ってましたよ。ぇぇ...。

だけど予算がさ...プロカメラマン目指す訳ぢゃないしさ...とか思ってたら、このオススメセットで撮影した動画を送って来て、ここにはUP出来ませんがその動画が圧倒的に凄すぎるクオリティーでして...。

 

もうこのセットしか見えなくなっちゃったw

 

でもα7Ⅱは古いカメラで、動画撮影はFHDまでしか行えません。この点を尋ねると、どこに出力されるのかを考えた方がいいと。youtubeやスマホで見られる事を目的とするならFHDで十分。50型以上のTV等で見られる事を狙うなら4Kは必要かもね。と。

 

あーなるほど。勿論、本格的に映像編集に取り組むのであれば4Kで出力した方がいいと言っていましたが、プロ目指してる訳でもなく、4K素材を扱うとなるとそれ相応の高性能な機材が必要になってくる。そうなると予算はもっと跳ね上がる。

 

じゃ、これで十分ですね!って話になりましたとさ笑。

 でもこれだと全て揃えるのに予算15万ちょいは必要ですよ...段階的に行きましょう...。

 

❚その動画にユーザーニーズはあるか

今回、管理人が作ってみたいと思った動画や親友が主に取り組んでいる動画なんかはいわゆるPV風動画です。確かにクオリティーの高いPV動画なんかはその圧倒的な技術と映像の美しさに驚きや感動を生む事もあるでしょうが、そんなに何度も繰り返しこのカテゴリの動画は見られるでしょうか。

 

恐らくその解答はNOだと思っていて、それは親友も同じ様に思っています。つまり、この手のジャンルの動画はそこまでユーザーニーズはない。

 

極めれば大きな仕事の依頼が舞い込んだりする事もあるでしょう。実際親友は昨年の夏に行われた大きなロックフェスのサブカメラマンとして撮影以依頼が来てましたし、最近では美容院などの撮影依頼などを行っている様です。

 

旅動画系統で言えばTV番組などで放送されている様な、どこどこに行ってこんな様子でこんなハプニングがありまして楽しかったです!なんて動画の方が、ニーズはあるんじゃないかと思っています。

youtubeで旅動画ジャンルの動画を見ていると、高度な撮影技術を用いず、高度な編集を行っていない簡単な旅動画などが意外にも多くの再生回数を得ていたりします。

中には何の編集も行わず、単純にドローンで撮影した動画を無編集でそのままUPしてるだけのチャンネルなんかもあったり...。

それでも数百程度のチャンネル登録者がいたりなんかして、ちょっとこればかりは意味不明でしたけれど...。

 

管理人が動画編集をやる目的は観光サイトの素材としてというのが最大目的なので、そこを見失う事なくコツコツとプロジェクトを進めて行きますよ~。