とよブロ

自動車業界経験情報誌/バイク/仕事/人生観

ダイハツ工業の不正問題が暴露する産業全体の問題点

ダイハツ工業の不正問題で友人と連絡を取っておりました。

もうかなり昔の話ですが彼とはダイハツ九州で共に働いていた仲。

やはりな。当然そんな事もあると思っていたよ。LINEでそんな内容の話をしてました。

 

当初から怪しい動きは多々ありましたが、従業員であった私達が主に関心があったのは労働基準法に関係する内容のものでした。

 

労基法に関係する内容の事案は内部告発的な事を労基に報告したりしていましたが、表面上の解決こそあれ、根本的解決の動きは見られず、たかだか個人の些細な内容の告発程度では世間を揺るがす事態になるはずもなく。

 

そんな矛盾や圧力が日常的に働いていたと思います。

 

補償がどうのって話が出ていますが、34年前からの不正、範囲が広すぎるし、対象車が多すぎる事などもあり、どこまで補償するのかは分かりませんが、ヘタすりゃ倒産の可能性すらある程の衝撃的な内容だったのではないでしょうか。

 

関連企業なんかも影響は大きいでしょうし、出荷停止命令も下り、従業員の収入も大ダメージ。非正規なんかは大した補償もないでしょうし、大量解雇になるんじゃないでしょうかね。

 

今はダイハツばかりが避難されていますが、トヨタだってマツダだって内部はそんなに変わらない。きっと他自動車メーカーも似たようなもん。

古い時代に築かれた古い思考のまま現場を回してるので、時代錯誤に陥っちゃうし、不正もいつまでもまかり通そうとしてしまう。

 

いい機会だし、業界全体の膿をとことん洗い出して欲しいですな。

命に係わる乗り物を造ってる訳なのだし。