とよブロ

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ながら運転の罰則が強化されました

もくじ

❚道交法罰則強化は確実な証拠の元、どんどんやって欲しい

つい先日、2019/12/1より「ながら運転の罰則強化」が実施されました。これに伴い、トヨタ九州でも交通安全ミーティング等で罰則強化に伴う注意喚起が行われています。

 

ここ数年は今回罰則が強化された「ながら運転」「あおり運転」による死亡事故や殺傷事件等の重大事件・事故が多発しており、ある日突然命の危険に晒されてしまう実態が多く報道される様になってきました。

 

これまでもこういった悪質な運転行為は影で行われていたのでしょうが、証拠となるものを示せる機会に恵まれず、多くの人が受けた被害に対して泣き寝入り状態にあったのかも知れません。しかし昨今のドライブレコーダー等の性能向上により、悪質運転・危険運転等の証拠が容易に動かぬ証拠として残せるようになり、世に出回る事で、国民全体に問題意識が浸透してきています。

 

こういった危険な運転等による不幸な事件・事故根絶の為に、罰則の強化は必然であると個人的には考えています。

 

❚1発免停もあり得る今回の罰則強化

今回、ながら運転による罰則強化によって変更された点を見て行きましょう。

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https://jafmate.jp/blog/様の画像より抜粋させて頂きました。

ながら運転に該当する悪質な運転行為により、事故を生じさせた場合は今回改訂された罰則の中で最も厳しい処罰が行われる事となり、その罰則内容は

 

1年以下の懲役または30万円以下の罰金

 

といった思い処罰が下ります。更に減点6点となる為、1発免停となるんですね。

運転免許の点数は減点ではなく累積となり、6~8点で免停期間は30日、9~11日で60日、12~14点で90日、過去1年間の業績処分が累計15点以上で免許取り消しとなります。

 

個人的には、ながら運転行為で事故を起こした場合、1発免許取り消しくらい重くてもいいのでは?と思うのですが。だって、ながら運転で事故を起こされて、被害者の方は亡くなってしまう可能性だってあるんですよ。取り返しの付かない事態に陥る前に、最大限の再発防止策を講じるべきだと思うんですけどね。

 

ながら運転で利己的な行為なんですよ。例えばポケモンGoをやりながら運転してて、友達とLINEしながら運転してて、片手で電話しながら運転しててー。そんな利己的な理由で命の危険に晒される可能性があるなんて、黙ってられる訳がありません。

 

来年1月には、あおり運転に対しても罰則の強化が行われるかも知れないという話も上がっているみたいで、こちらは1発即免許取り消しになる可能性すらあるという事です。どんどん危険運転による罰則を強化し、誰もが安心して道路を走行出来る世の中になればいいな。

 

❚ドライブレコーダーの性能を甘く見てはならない

ながら運転や、あおり運転といった危険運転行為の増加に比例して、ドライブレコーダーを搭載している車両が増えてきています。ドライブレコーダーは安価なものであれば5千円前後で搭載出来る品もあるので、万が一に備えて設置しておいた方がいいでしょう。

 

高価なドライブレコーダーになると画質も極めて高画質撮影可能なものもあり、4K撮影も可能なものだと、例え遠く離れて小さく映った車両であっても、後処理で拡大表示させれば鮮明に車等のナンバーを確認する事すら可能です。

 

前後左右だけでなく、360℃全方向撮影可能なものもあり、高性能なドラレコの前では些細な危険行為であっても決定的な証拠として残す事が可能です。

 

不運な事で危険行為等により事故の被害に合い、ドライブレコーダーが破損してしまった場合でも、ドラレコに搭載されたSDカードが破損していた場合であっても、記録されたデータを復元する事が出来る可能性も高いです。

 

悪意ある行為によって、ドラレコやSDカードを破壊されてしまった場合でも、リアルタイムで撮影中の動画データをクラウドにアップする機能がある機種の前では無意味です。クラウドに常時アップロード出来る機種であれば、動画データはクラウド上にあるので、物理的な破壊が行われたとしてもデータ保管場所は別の場所にあるので、動画は後で簡単に確認する事が出来ます。

 

現代の技術力は確実に日々進化しています。

 

安易に考え、バレないだろうと思っていても高確率で証拠として納められてしまうので、危険と思われる運転は絶対に控える様にし、安全運転を心掛けましょう!

年末年始の取り締まり強化で検挙される人増えるんだろうなぁ...。