とよブロ

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人間は自動車の運転に適していない

もくじ

❚週末日曜日は博多へ

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最近は毎週末の様に博多方面へ足を運んでいます。管理人の居住区である宗像市から博多までは車で約1時間、電車で約50分程度の距離なので、アクセスも比較的良くて済みやすい地域です。

 

宗像市は特段都会という訳でもなく、住宅街で自然が多いプチ田舎な感じの地域なのですが、近隣を通る国道3号線沿いには多くのお店が連なっていて、普段の買い物はもちろんちょっとしたショッピング巡りなんかも出来る穏やかでとても気持ちのいい地域だと思います。近くに海もありますしね!

 

さて、今回の題名に挙げた

 

「人間は自動車の運転に適していない」

 

という言葉。以前に自動運転の特集のTV番組でどこかの偉い科学者さんが言っていた言葉なのですが、管理人もこの意見には100%同感です。

 

❚博多へ向かう途中、横を走行するプリウスにぶつけられそうになった

こちらが直進中、真横右側を走行中のプリウスがウインカーも出さずに徐々に左車線に詰めてきました。

 

「おいおいおいおい...おーーーーーーいっ!!」

 

そのプリウスは真横に管理人のバイクが走行中にも関わらず、車線を無視して無理やり車線変更をしてきました。しかも信号交差点手前で進路変更禁止区域にも関わらずです。

 

とっさにハンドルを切って左隅に避け、接触は免れましたが危険極まりない運転にプチギレし、一体どんなヤツが運転してるのかとそのプリウス斜め前に出て運転席を覗いてみると、結構なご高齢のおばあさんが運転されていました。

 

あ~なるほどな...。っと、妙に納得してしまい、その場を後にした訳ですが...。

 

昨今高齢者による人身事故が後を絶ちません。軽い事故ならまだしも人命に関わる重大事故も数多く起こってしまっています。確かにご高齢ともなると移動手段として車が必須なのかも知れません。特に田舎に住まれている方であれば尚更車がないと生活に支障が生じてしまう状況もあるでしょう。

 

しかし、その方々が個々の利便性を優先する事で他人を巻き込むような重大事故が起こる可能性が高まるかも知れないのであれば、是非とも車の運転を自粛して貰いたい。あなた方の利己的な行動によってもし他人の命を奪うような事にでもなれば、被害者側はたまったもんじゃありません。

 

厳しい意見かも知れませんが、そんなのテロ行為と変わりませんよ。

 

そしてこの問題の根本はそもそも人間が自動車の運転に適していないという観点から来るものだと考えています。そりゃそうでしょう。

 

公道には数多くの車、バイク、自転車、歩行者がいます。天候の問題、視覚の問題、障害物の問題、体調の問題、事故に繋がる可能性のあるものは公道に溢れかえっています。それら全てを瞬時に継続的に即断しつつ、車等を常に安全に走行させるなんて不可能に近いです。

 

常に適正な判断と完璧な危険回避能力が人間にあるのであれば、自然災害などのイレギュラーを覗いて事故件数は0になっているでしょう。でも現実的に年間の事故件数は決して0件にはならない。事故件数が年々減少してるからヨシな訳じゃないんです。なくさなくちゃいけない。だって次に被害者となるのは自分かも知れないんですよ?誰かの不注意や怠慢な運転で被害に会うなんてまっぴら御免でしょう。

 

だからこそ時代は今、自動運転を求めている。

 

❚全世界で100%完全自動運転化となっても、事故はなくならないでしょう

仮に数年後の未来、世界各国に走る車やバイクなどが完全に自動運転化をしたとしても、事故件数は0にはならないでしょう。自動運転を制御するコンピューターの誤作動、故障などが可能性として起こり得るからです。

 

しかし、絶対的に事故件数は人間が車を運転する現状に比べて圧倒的に減少するはずです。プログラミングされたマシンには人間のような感情はありませんからね。定められたプログラミング通りの動作を継続的に行うだけです。

 

マシンにはよそ見運転や飲酒運転、怠慢な運転、利己的で自己中な運転なども正常に動作している限りは考えられません。ちょっと反れますが、電子レンジが稼働中に爆発する可能性がどのくらいありますか?正しく使っている内はそのような危険が生じる可能性は極めて低いです。それくらいまでに自動運転の技術を高める事が出来たならば、それは社会においてどれくらいの安全性を生み出すか容易に理解出来ます。

 

だからそこ今、自動運転化が求められているのだと思います。

 

運転にうまい、下手は確かに存在するでしょう。しかし、運転がうまいから事故らないという事にはなりません。その日の体調などによっても危険性は変動します。まして自分が事故を起こさなくても、走行中に被害を受ける可能性もあります。

 

現在まで無事故でいられたのは決して自らの運転がうまいからではありません。単なる運です。自動車業界各社で現在も走行中の安全対策として新しいシステムが取り入れられていますが、1日でも早い完全自動運転化になればと願うばかりです。