とよブロ

自動車業界経験情報誌/バイク/仕事/人生観

自動車業界で定年までという考えは無しなのか

もくじ

❚退職者続出だが

※当記事内容は記事投稿当初のものであり、情報が古くなっている可能性があります。記事内容は随時更新する予定です。

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自動車業界は本当に人の入れ替わりが物凄く激しいです。身の回りでも相変わらず人の出入りが激しく、つい先日はじめましての挨拶をしたかと思ったらもうお別れなんて光景は日常茶飯事。

 

待遇面はそんなに悪くはないと思います。特に期間社員や派遣社員などは、契約内容や企業にもよりますが多くの場合が家賃無料の賃貸物件を用意して貰えたり、無料の社員寮に住まわせて貰ったり。

給与面も何も特別なスキルや知識がない人でも、基本的に健康面にさえ問題がなければ誰でも採用されるくらいの緩い門な割に、一般中小企業の社員並みかそれ以上の収入を得る事が出来るでしょう。

 

長く続かない要因としては、配属先にもよりますが基本的にどの工程に配属されたとしても明日を生きれるかどうかというくらいに過酷な激務の連続。

仕事内容は誰にでも行える様な単純作業の繰り返しですが、面白みは皆無です。言わば機械と同じ、単純作業を繰り返し淡々と行うだけなので、体力と精神力が持つかどうかの戦いの日々です。

 

自動車業界に足を踏み入れてから早いもので約6年弱。もはや百戦錬磨のベテランの領域に達していると自負していますが、そんな管理人でも今日を無事にこなせるかどうかの戦いの日々を送っています。

本当にヤバいかもと思う事なんて常時あって、体中が痛くて動きが鈍くなったり、意識が朦朧としてこれ以上はムリかもなんて思う事も。

そんな時の為に常備薬として疲労回復錠剤を常備し、時にエナジードリンクを補給し、バンテリンを塗りながら何とかこなしているという現状です。

 

エナジードリンクは本当に毎日飲んでいる人が多いですねw

それだけ皆必死に日々を戦っているという事でしょう。

 

派遣や期間社員として勤務する場合、原則的に最長2年11ヵ月までが雇用限度期間となります。派遣法改正案の施行で大きく変わるかと思いきや、この点は現在でも以前と同様に雇用期間に一定の定めを設けている企業が大半な様子。

派遣会社の社員として契約変更を行ったり、無期雇用契約への切り替えなどを行った場合には、雇用期間の定めがなくなる場合もあるようですが、あくまでクライアントとの契約内容次第という事もありまして、実際にはそんなに簡単な話でもないみたい。

 

トヨタ九州では以前からの2年11ヵ月制限は未だ存在している様で、例え無期雇用契約を結んだとしてもトヨタルールとして最長5年制限というものが存在するという情報も。

 

どの道、定年までこの環境下で仕事を継続していけるとは考えておりませんので、いずれどこかのタイミングで転職を考えなくてはならない時期は来ると思っています。

50、60代になって今と同じ作業をこなせるとはイメージし難いものがありますしね...。

 

トヨタの直接雇用正社員としての雇用契約であれば、年齢に応じて比較的体力面で負荷の少ない部署への異動などが考慮されるようですが、派遣社員にそんな恩恵はまずありませんから。

期間社員も原則2年11ヵ月が最長雇用期間に定められていますので、その期間内に正社員登用試験に合格出来なければ退職という流れになります。

 

自動車業界で勤務する事によって生活は安定し、収入的にも一定の基準以上が見込めるので次の目標の為にお金を貯める目的で働くのはアリだと思いますが、これを定年まで続けようと考えるには相当なリスクを背負わざる得ない状況に追い込まれると思います。

企業側、労働者側双方にとってメリットがあるように上手く出来ているなぁと思いますねw

 

❚転職を考えるにも、今動くのは危険です

現在は未だ世界中に新型コロナの影響が及んでいて、経済的なダメージは全くと言っていい程に回復していないでしょう。

転職先を決める前に退職し転職活動を行っているけど、中々転職先が決まらない。コロナの影響で面接を行って貰えないなんて話は結構耳にするものです。

 

 身の回りの知人も数名程ほど最近退職し、転職活動を行っていましたが、未だに転職先が決まったという連絡がありません。医療関連や配送業、レジ打ちなど、一部の業種では需要が伸びている傾向にある様なので全く仕事がないという訳でもなさそうですが、明らかに選択の幅は狭まっていると感じています。

 

経済状況は恐らく数年の間は元通りには戻らない。その間も災害などの苦難に見舞われるかも知れません。何とも生き抜くのが難しい時代です。

出来る事を出来るうちにしましょう。身体が動かなくなってからだと遅いです。一部の方は貯蓄などせず、どんどん使いこんで自己投資すべきだと言う人もいますが、ならピンチに陥った時に蓄えが全くなかったら、一気に死活問題になっちゃいます。

やはりある程度の蓄えは普段から少しづつしておくべきかと個人的には思っています。

 

出来る事は必ずあるはずです。考える事もせず、情報収集もせず、自ら動こうともしないでどこかに助けを求めるのは少々都合が良すぎる感はあります。

微々たる収入でもいい。今やスマホ1つでお小遣い稼ぎだってできます。クラウドソーシングなどを利用すれば、簡単な案件をこなすだけで収入を得る事だって出来ます。

微々たるものかもしれませんが、何もしないよりは全然マシです。こういった行動を普段からやっていて、その収入分を貯蓄に回しておけばピンチの際には必ず役に立ちますし、自らの知識・スキルUPにも繋がります。

やるべき事を淡々とやりましょう。

 

❚より広い意味合いでのソーシャルディスタンスは有効なのではないか

新型コロナの影響で、人と人との接触・距離を保つ動きが求められています。

感染抑止の為に呼びかけられているソーシャルディスタンスですが、より広い意味合いでもこれは有効なのではないかと最近は思っています。なぜか。

 

人と人との距離が近くなれば、必ずと言っていいほどに争いが生じます。人の歴史は争いの歴史だなんて言葉をどこかで過去に見た事があり、確かにそうだなと。

 

先日のアメリカでの人種差別問題による事件もそう。国内で起こってしまった中傷事件もそう。離婚問題も、友人間の争い事も、家族間の争いも、職場での争い事も、みんな人との距離が近すぎる事から起こってしまっているのではないのかと。

 

管理人はあまり人付き合いが得意な方ではありません。出来るならば一緒に居て心地いい人以外とはなるべく関わりたくないと思っています。どうしても過剰に反応してしまう特性があるようで、生理的に受け付けない人が少なからず存在し、そういった人達とは極論を言ってしまえば声も聞きたくない、姿さえ見たくないと思ってしまう程な時もあります...w 人間ですもの。

 

この感情や特性は、恐らく東京在住期間に芽生えてしまったものだと思っていて、どこに行っても人だらけの密集空間、人の価値を見失う程に合理性を突き詰めた現場を目の当たりにし過ぎて来てしまったせいか、無意識に人との間に大きな壁を作る様になってしまいました。

 

誰も信じていない訳ではないですが、人間誰しもいつ豹変してしまうか分かりません。

先日見ていたTV番組で、ご年配の1人暮らしの女性が子供の誘いから一緒に暮らすべきか悩んでいるという内容の実話がありました。ご年配の女性はどうしても1人暮らしがしたいと希望していたのですが年齢の事もあり、今後の事を考えると子供の誘いを受けて一緒に暮らした方がいいのかと悩んでおられました。

 

結局悩んだ結果、子供達と一緒に暮らす事を選択された訳なのですが、子供達の計らいや双方の希望もあって、お互いになるべく日常生活で干渉し合わない空間造り、同居の細かいルールを設定されていました。

 

それによって、ご年配の女性は一定の不満こそあれ、これまで通りの生活に近いプライベート空間と時間を得る事が出来たので、ある程度は納得されていた様子でした。

人と人との日常生活における距離感って、本当に大切だなっと改めて思いましたね。