もくじ
❚自動車業界はかつてない危機に直面している
新型コロナウィルスの影響で各業界の経済的なダメージは日ごとに拡大しています。当然ながら自動車業界もその影響を強く受け、感染拡大が爆発的なものとなっている米国ではほとんどの工場が稼働停止になっています。
画像情報元:https://toyokeizai.net/articles/-/340604
国内自動車産業の米国市場の依存度は高く、新型コロナの影響で海外輸出計画が組まれていた生産計画は大きなダメージを受けています。
そりゃ当然、世界中が大混乱、外出自粛・禁止となっている状況な中「よし!新車買いに行こう!」なんて人がいる筈もありませんからね...。
国内自動車メーカーは北米への依存度が非常に高いです。北米の他に中国市場への輸出率も高く、海外市場の動向によって大きな影響を受けやすい傾向にあります。
北米の他に大きな市場は中国市場ですが、2月度の中国の新車販売台数が新型コロナなどの影響を受けて前年同比80%マイナスとなったという情報などもあり、事態の終息が未だ全く見えない状況の中、苦しい情勢が続くと予想されています。
❚国内自動車業界への影響は
当然国内の自動車業界、各工場の生産にも新型コロナウィルスの問題は深刻な影響を及ぼしています。
画像情報元:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-03-30/Q7Q3SYDWRGG001
国内自動車メーカーのほぼ全てが生産計画の見直し・調整を図っており、一定期間の稼働停止、生産台数減少計画などが既に行われています。
現段階ではまだこの程度の計画ですが、新型コロナによる世界的な混乱がこの先も長く続く事が予想されている事から、今後より一層厳しい選択を迫られる事になるのは確実でしょう。
今よりも更に減産計画が行われ、工場稼働停止期間が増加していくと、今はまだ国の助成金や起業努力によって守られている雇用も危うくなってくるでしょう。
そうなると各社で大規模なリストラが行われるリスクが生じ、大規模リストラによって経済は急激に悪化し、路頭に迷う人々が溢れ出す。恐ろしいリスクが現実となってしまう危険性は既にあります。
管理人の立場から考えると、恐らくここ数ヵ月が多きなターニングポイントになってくるのではないかと予想しています。数ヵ月の間に状況改善傾向や国の救済処置などの強力なバックアップ策などで雇用を守る動きがなければ雇用継続は危うい状況になるでしょう。
これは何も社員や直接雇用の期間社員も例外ではないと予想され、例えば大規模な工場稼働停止や大幅な減産計画が行われ、現在2交代制稼働が1直稼働となれば約半数の人員が溢れてしまう事になります。こうなると大規模な人員調整が行われる事になりますので、枠に入り切れない人は大きな決断を迫られる事になってしまいます。
各業界で同様のリスクが懸念されますが、さてどうなる事やら...。
❚週明け、新型コロナ感染者は更に増加
だから言わんこっちゃない...。各都市部で先週末不要不急の外出を自粛するように呼びかけられていましたが強制力がない事で一部の人々は自由に動き回れている状況でした。
こうなると当然感染拡大のリスクを大幅に減少させる事など到底出来る訳もなく、日曜日の段階で前日比東京の感染者が一時的に減少した事を受け、一部メディアは外出自粛呼びかけに一定の効果があったかの様に報道している所も見受けられましたが、週が明けてみると1日で国内過去最大の感染者数増加。
呼びかけ程度で感染増加が大幅に抑えられるのであれば、他先進国は現在深刻な状態になっていません。こんなにも容易に想像出来るリスク対策すら日本は出来ないのですから、国を滅ぼそうとしているのか?とさえ思ってしまいます...。
財源等々の問題は当然厳しい部分があるのでしょうが、国民の多くが命を落とす事態になってしまっては意味がない。命を繋ぎとめさえ出来ればそこからまた立ち上がる事が出来るのです。目先の事ばかりに捕らわれてしまって、すぐそこにある巨大なリスクを直視出来ていないのではないでしょうか。
このまま増加が続けば爆破的に感染者が増えてしまう危険性が現実味を帯びてきました...。
緊急事態宣言、都市封鎖、強制的な外出禁止令、労働禁止令などの極めて大きな危機的状況になってしまうかも知れない可能性が迫りつつあります。
我々一般市民に出来る事は限られている...。手遅れにならない様に先手先手で強力な感染防止対策やそれに纏わる補償制度などの一刻も早い確立、実行が行われます様に。
仕事、GWどころじゃない...緊張感が高まってきました...。