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トヨタ九州は来年2020年1月より敷地内全面禁煙化します

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敷地内全面禁煙化に合わせて既に退職を予定している人がチラホラと 

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昨今、日本全国各地で禁煙化が進められており、トヨタ九州でも遂に来年2020年1月度より敷地内全面禁煙化が始まります。これは単に職場内だけが禁煙化されるだけでなく、敷地内という事なので駐車場までもが禁煙化の範囲内となります。

 

単純に仕事に来たら、帰宅するまではタバコは一切吸えないという事になります。

 

禁煙化が推し進められる理由というのも喫煙者側から見ても理解は出来るんです。敷地内全面禁煙化する事で企業イメージ、ブランドイメージは良くなるでしょうし、身体への負担的にも、支出面的にもいい事だらけです。

 

反面、これまで長年喫煙者だった方々が突然丸一日中喫煙出来なくなるという状況になってくると、そりゃ当然の如く皆さんイライラするでしょう。ある同僚は言いました。

 

「強制的に全面禁煙されて皆イライラするでしょう?そんな空気の悪い職場で働きたくないから辞めるつもりです」と。

 

敷地内全面禁煙化に合わせて退職を考えている人も少なくありません。正社員の方だとまだそれくらいの理由では簡単に退職を決断するまでには至らないでしょうが、社外応援者(派遣社員)や期間工の方はトヨタ九州でゆくゆくは正社員を目指している方でない限り、十分退職理由として考えられるでしょう。

 

多数の退職者が出た後にはまた求人募集を強化するでしょうが、当然の事ながら九州は敷地内全面禁煙化されているという情報は外部にも公表されていますので、喫煙者の方の応募の際の判断材料としてマイナス点になるのは間違いありません。

 

半いじめ的と感じる程に喫煙者を排除したがる国の風習は如何なものかと

タバコは百害あって一利なしと言われる程に、確かにタバコを吸っていていい事なんてほとんどありません。身体への悪影響は大きいですし、部屋や服は汚れるし、周囲の方には受動喫煙の問題もあります。

 

タバコメーカー各社はこの問題に多額の投資を行い、喫煙によるあらゆる害を取り払う為の対策商品を開発し続けています。その対策商品のひとつが現代では広く世界に浸透した電子タバコですね。

 

電子タバコは基本的にタールという有害物質が一切含まれていません。このタールという有害物質は喉頭がんのリスクが30倍、肺がんのリスクが4倍、肝臓がんのリスクが3倍になるという研究データがあります。更にこのタールという成分こそが部屋や服を黄ばませて汚させる有害成分なんですね。

 

電子タバコにはタールが含まれていない=身体への負担が大幅に軽減される。部屋や服は汚れない。という利点があるのです。更に各電子タバコを生産・販売しているメーカーは受動喫煙問題においても電子タバコから発生する煙は水蒸気な為、吸い込んでも身体に害はないとしています。

 

企業によっては億単位の投資を行い、あらゆる有害物質を取り除いて電子タバコの開発を行っている所もあるのに、頭ごなしにそれらを含む全てのタバコは害である!としている世の動向は少々疑問に思えてなりません。

 

喫煙者は様々な迫害を受けてもなお、周囲への配慮を忘れていない

喫煙者は企業によってはタバコを吸っているだけで減給、ボーナスなし、喫煙者は求人お断りといったような様々な迫害、差別行為を受けています。それが従来の紙タバコであろうが、あらゆる対策を講じた電子タバコであっても関係なしにです。

 

管理人も喫煙者で元々は紙タバコを利用していましたが、現在では電子タバコオンリーで紙タバコはもはや吸えなくなりました。電子タバコに移行してからはいかに紙タバコの臭いや汚れが周囲の迷惑になっていたかに気付きましたね。

 

基本的には電子タバコは受動喫煙のリスクもないとされていますし、臭いについても従来のタバコの臭いはほとんどせず、フレーバーの香り(フルーツ系など)の臭いがかすかに香るという程度になっています。

 

それでもやはり喫煙する時は周囲への配慮として、喫煙所以外では吸いませんし、小さなお子さんなどが近くにいる場所では一切喫煙しません。部屋の中でも当然喫煙しません。

 

こういった涙ぐましい周囲への配慮を行っていても世間の喫煙者に対する目は冷たく、一切の理解を酌む事なく害である!という仕打ちです。

 

それがこの国の法的なルールとされてしまうのであれば従わざるを負えませんが、この流れに応じてタバコメーカー各社は経営不振に陥るでしょうし、ユーザー側の反発も大きくなる。更にタバコには多額の税金が課せられているので、タバコの販売低下に比例して税収は極端に下がる事から、不足分を補う為の新たな税金が課せられる事は十分に考えられる訳です。

 

何が言いたいのかと言うと、頭ごなしに話合う事すらせずに一方的に全てを禁止するのではなく、双方の理解を深める為の議論を行って、喫煙者・非喫煙者側の双方が納得できる着地点を模索する為の議論がもっと行われるべきだと思っています。

 

さて、2020年1月から開始されるトヨタ九州敷地内全面禁煙化。どのような影響が出るでしょうかね...。親しい同僚も退職を考えているし、これが理由で離れて行く人が多くなってしまうと、それは悲しい事なのですが...。