とよブロ

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残業時間が変更になりました。

もくじ

❚残業時間は終了間際に確定するよ

各社で異なるのですがトヨタ九州の場合、3ラウンド目の開始辺りで残業時間が管内放送&電光掲示板にて発表されます。しかし各ラインのトラブル等により、急遽残業時間が変更される事もあります。

 

今日は3ラウンド目の残業時間発表時では110分の残業予定でしたが、どこかのライントラブルにより急遽40分に変更となりました。

 

給与面的には遅番時の残業は多い方がありがたいのですが、2時間近くの残業が続いており若干グロッキー気味だったので、体力回復にはいいタイミングです。

 

❚他社では残業時間の確定タイミングが異なります

広島マツダ4ラウンド目の作業中に残業時間の発表が行われます。しかしマツダの場合は頻繁に残業時間の変更が行われます。それと言うのも広島マツダは設備が非常に古く、至る所で設備トラブルが頻発する為、その都度ライン停止が発生し、その影響を受けて残業時間が前後するのです。

 

もう少しで終わり!っと思ったら30分残業延長とかザラにあるので、精神的に結構ヤラれます...。

 

ダイハツ九州の場合はトヨタ系列という事もあってか、トヨタ九州同様に3ラウンド目の開始辺りで残業時間の発表が確定します。ただ、ダイハツの場合はその日の始業時から残業時間が発表されている事がほとんどで、時間の変更もほぼありません。

 

またダイハツ九州は例え設備トラブルが起こったとしても、残業時間が変更される事はほぼありません。幾つか理由は考えられますが、まずダイハツの場合は設備トラブルが生じる事があまりなく、各工程でラインストップが生じた場合、公式にアナウンスされていませんがタクトタイム(1台の車が流れるスピード)が遅れた分を取り戻すために早くなります。この為、急に極端に作業がキツくなる事があるんですね。

 

公にはタクトタイムが突然変更される事はないと言われているのですが、例えばラインが5分停止したとすると、その日の目標台数が時間内に確保出来ない訳です。

それなのに予定時間内に確実に目標台数を達成すると言う事は、タクトスピードを随時変更しているとしか考えられない訳です。

 

ダイハツはこの辺りはかなりエゲツないです。作業員が倒れようが、ケガをしようが、設備の一部が折れようが、基本的にラインは停止しません。それでも各工程には緊急時に全ラインが緊急停止する紐が設置してあるので、ラインが止まる事はあります。

それを補う為に、スピードを無理やり上げて目標台数を確保しているのです。全然安全第一で運営されているとは思えない環境でしたね...。

❚トヨタ九州は安全面にかなり厳しいよ

さすが業界最大手企業だけあって、トヨタ九州は安全面にはかなり厳しく管理されています。少しでも体調がすぐれなかったり、ケガをしたりした場合、躊躇せずにラインは停止もしくは交代要員が即座に代わって作業員の安全を確保しています。

 

トヨタ九州構内にはヘルスケアセンターという簡易的な医療機関が常設されており、作業員にケガや体調不良者が出た場合には、即座にヘルスケアセンターで診断を受けられる仕組みになっています。

 

かなり重点的に安全・健康面が管理されている事から欠員が出る事も少なくないのですが、それでも問題なく各工程が回せるように余剰人員は確保されています。リスク管理に関しては業界内でもトップレベルに管理されていると感じますね。

 

とはいえ、ケガや病気、体調不良などにならない事が一番なので、日ごろから体調管理には気を付けていきたいものです。給与にも影響してきますので。