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この時代を生き抜く事を甘く見すぎていませんか

もくじ

❚借金というのは自分が思う以上、想像以上に重いものです

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コロナ禍の中、収入減となってしまっている方も少なくないでしょう。

生活支援金として政府による無利子の金融支援策も講じられていますが、あくまで貸付です。一部条件を除き、必ず返済しなければならないお金です。

 

借金に関しての相談を受けました。この手の相談は不定期ながら一定期間毎に舞い込んで来るのですが、毎回思うのが考えが甘すぎる。自分に甘すぎるという印象を持ってしまう内容がほとんどです。

 

今回相談のケースは既に2社から借り入れがあり、更に増額支援を求めるのはどうかという内容でした。

内約はA社で50万、B社で30万、更に増額支援金として50万円の支援を求めるといった内容。仮に増額支援申請が通ったとなると借入総額130万円となる案件です。

 

増額分の用途は主にB社への買い入れ額を増額分で返済し、借入先を1社に絞る目的。

これは実用的でして、複数の借り入れ先があるよりも1社に絞った方が確実に返済期間を短縮させる事が出来ますし、月々の最低返済額も抑える事が出来るでしょう。

 

もう一つの用途は、あくまで個人的な生活環境改善の為に使いたいといった内容。

詳細を聞くと理解出来なくもない内容でしたが、緊急要件とは考え難い内容。ですが、この改善策を行う事で固定費削減効果を得る事が出来る事から、浮いた固定費を返済分に充てる目的であれば納得出来るといった内容でした。

 

しかし、借入は借入。借金をするという事には変わりなく、現実的な返済プランをしっかりと考えているのか疑問でした。

 

数年前より法改正により返済利息は法律によって制限され、利息倍率も昔よりも下がっていますし、借入審査も甘くなっている企業も多いので、人によっては気軽な気持ちで借入してしまう方もいるのですが、借金というのはそんなに甘いものではありません。

 

今回の相談でも総額100万円の借入をしたとしても、月々の最低返済額が15,000円で済むと言う事で当事者は喜んでいましたが、返済期間が長くなればなるほどに返済総額は増える事になります。

 

❚事の深刻さに気付けない人は少なくないと思っています

では今回の案件で仮に100万円を借り入れし、毎月最低返済額で返済していった場合、どのくらいの返済期間を経て完済となるのか調べてみましょう。

調査企業は業界内でも比較的返済利息が抑えられていて、借入審査も比較的緩いとされている楽天銀行で考えた場合です。

 

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年利率9.6%、残金スライド返済。毎月最低返済額で推移させた場合、完済までに17年5ヵ月を要します。

 

借入額100万に対し、返済総額は約160万円となり、利息分で60万円分を上乗せ返済しなくてはなりません。これって恐ろしい内容じゃないですか?

 

仮に50万円を借入し、最低返済額で返済推移させたとすると

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年利率14.5%、残金スライド返済。完済まで16年5ヵ月です。

 

残金スライド返済というのが曲者で、毎月最低返済額で推移させた場合、完済させるまでの期間が伸び、結果的に総返済額が増えてしまう事になります。

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画像情報元:

残高スライド元利定額返済方式とは?分かりやすく解説 | ペクニア

 

返済を進め、残返済額が減少するに応じて返済年利率が上昇する為、支払う利息額が増え、返済期間が伸びてしまうという方式です。

 

これらの事から一刻も早く完済を目指す為、毎月余剰資金などを追加返済に充てるなどして、早期完済を進めて行く事が重要になります。

返済期間が長引く程に、総返済額は増額していきます。

 

❚借金に対しての考えが甘すぎると思うのです

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今回の相談ケースで考えると、仮に借入した時期が30代だった場合、最低返済額で返済を進めたとして完済するまでに50代近くになってしまいます。

40代だった場合、完済までに60代になっている可能性があり、そうなると定年退職時期までずっと借金返済に追われてしまう事になります。

 

現代は一昔の様に、年功序列的に給与が上がって行くような事はありません。

むしろ加齢により生産能力、実績能力が下がる事で、収入減や最悪リストラ、早期退職勧告を受けたりするリスクの方が多いかも知れません。

 

そうなると月々の返済も苦しくなって来るでしょう。

 

だから動ける内に、高いパフォーマンスが叩き出せる内に、とにかく収益を上げ、早期完済させる為に、余剰資金を積極的に返済に充てるべきなのです。

 

老後資金2,000万円問題がありましたが、これはそんなに間違っていない意見だと個人的には思っていまして、定年退職後に例え満額で年金が受け取れたとしても、それだけで生活を成り立たせていく事はこの先は困難になると考えています。

 

そうなると貯蓄を生活費に補填して形成するしかないのですが、借金があると貯蓄もままならなくなるので最悪、定年退職後に年金支給期間に突入する時期に貯蓄が少ない、または全くないといった場合には、路頭に迷う事になってしまいます。

 

生活保護を申請するという手もありますが、そんなに簡単に生活保護申請は降りたりしません。生活保護を受けられず、身内に頼れる人もいないという事になると、人生そのものが詰みます。

 

こうした人生形成を日頃から考えて行動し、準備しておかないと、たちまち大きなリスクに直面する危険性があります。なので緊急性のある場合は致し方ないとしても、基本的に借金はしない、致し方ない理由で借金をするならば返済プランを明確にする。

そして早期完済を目指し、ライフプランの見直しを常に図って行く事が重要だと言えるでしょう。

 

やれる事をやらず、やらなければならない事をやらず、生活保護などの支援策に頼り、生活が困窮すれば助けを求めるなんて、甘すぎると思います。

先進国の端くれ日本と言えど、現代を生き抜いて行く事はそんなに甘いものじゃないはずです。

 

出来る事を出来る内に全力で。