もくじ
❚度重なる生産稼働マイナス
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トヨタ、一部国内工場の稼働停止を延長 2月13日の地震による部品供給不足が影響 - Car Watch
2/13に福島県沖で発生した地震の影響により、関連部品工場が被災した事から一部の部品調達が困難な状況にあるとして、来週月曜日から最大2日間、国内の各生産工場の稼働停止を決定しました。
LEXUSを主に生産する福岡県宮田工場も月曜・火曜の2日間、稼働停止となります。
今回の稼働停止は非稼働出勤日扱いとなります。つまり通常の出勤日扱いだけど稼働はしないという事になり、休業補償などは行われず、休暇を取りたい方は個々の有給休暇を充てる事で休む事が出来るみたいです。
希望すれば工場は稼働していませんが出勤する事も可能な様ですが、出勤人員に制限が設けられているとの話もあったり。社員なら休みでも安心という訳でもなさそうで、欠勤扱いになるので給与に少なからず影響が生じそう。
困るのは非正規の方です。一部固定給契約の方もいらっしゃるでしょうが、基本的にはトヨタ直接雇用である期間工、派遣社員は日給、時給制となりますので、出勤しなければ給与は発生しません。
在籍期間が短い方は有給がない方もいるので、生活に大きく響いて来そうです。
多くの従業員は特にやる事もないからと、休暇を取る方のほとんどがパチンコ通いの予定だと話ていたり。せっかくのラッキー休日なのに特にやる事がないなんて...。
管理人はフルで副業活動を行う予定なので収入面での心配はありません。
だからこそだと思った今回の事例なんですよね。
今のご時世、いつ何が起きるか分かりません。突然収入が途絶えてしまう事だって十分考えられる訳です。1つの企業に収入源の全てを依存させてしまうと、企業の経営状況次第で大きなリスクに繋がってしまいます。
今や国も副業を推奨している訳ですが、それでも尚一部の企業は副業を禁止している所もあります。副業活動は言わばプライベート時間です。
雇用元と雇用契約の中にない時間を拘束するのであれば、その時間を補償しなきゃおかしいですよ。労基法は少しづつ改善されてきていますが、こういった企業の言わばプライベートタイムを強制力を持って拘束・強要するような行為を厳しく取り締まる様に法改正を進めて行って欲しいと思いますね。
❚今回の稼働停止に関して様々な意見が飛び交っています
トヨタは在庫を抱えずに必要な時に必要な分だけ生産を行う「ジャストインタイム」という生産方式を採用しています。
在庫を抱えない事で無駄な経費を削減する事ができ、生産状況の安定化を図り、利益を安定化させる事が出来るという考えです。
反面、在庫を抱えない事から今回の様に、関連する部品調達先の生産状況に問題が生じてしまうと部品供給が滞り車の生産が行なえなくなってしまうリスクが生じます。
このジャストインタイム方式は一部の意見では、関係する部品調達先の下請け企業に大きな負荷を与えているとされる意見もあり、まるで人を物の様に扱っていると比喩される意見も。
また、車の生産計画に大幅なマイナスが生じた場合、後に無理な挽回計画が強制的に組み込まれる事となり、従業員への多大な負荷が生じる事に対しても批判的な意見が生じています。
いち従業員からすると、今回の様な大規模な生産計画のマイナスは悲劇でしかありません。この状況から考えると日々の残業はフル稼働で行われるでしょうし、休日出勤日も追加されるでしょう。迫るGW休暇の一部に稼働日が設けられる事も予想されます。
こうなるとプライベートはぐちゃぐちゃな状況となり、精神も身体も疲弊を重ねる事となるので、突発的な休暇は全く喜ばしい事ではないのです。