とよブロ

自動車業界経験情報誌/バイク/仕事/人生観

トヨタ国内工場稼働停止の情報を受けて

もくじ

❚福島県沖を震源とする地震の影響で部品調達に影響 

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画像情報元:

トヨタ9工場、最大4日間停止 地震で部品の供給が停滞:朝日新聞デジタル

 

この情報が発信されたのは前日の20時を過ぎた頃。

マジでっ!明日から休みじゃんっ。副業しちゃおうかな!なんてウキウキしながら少し遅めに就寝しました。

 

そして普段通りに早朝4時前に起床。報道発表通りに稼働停止ならば、出勤時間前4時頃には上司からグループメッセージが送信されてくるはずだ。

そして早朝4時過ぎ。まだ連絡は来ない。おかしい。稼働停止報道があったはずだ。

記事を見返すと九州の宮田工場は17日から最大2日間の稼働停止となっていたはずだ。

まだ連絡は来ない。既に4:30を回りつつあった。

 

まさか稼働しないのに出勤させるつもりなのか?生産工場で稼働がないとなると出勤しても清掃くらいしかやる事ないじゃないか。丸一日工場内の清掃なんてそれはそれで地獄だ。本気なのか?

 

ザワつく心境を無視して時間だけが過ぎて行きます。

そして出勤時間となりました。結局連絡は一切来ず。

 

いやマジであり得ない。稼働しないのに全社員出勤させるのか...。

どんよりした気持ちを抱えながら出勤して見ると、何の事はありません。普段通りに清算稼働致しましたw 平常運転です!

 

地震の影響による部品調達に支障が出ているというのは間違いないらしいのですが、確保していた在庫などを含め、今週初めから生産調整を行っていた関係からか、週末まで問題なく稼働するとの事。

 

ぇぇ...じゃ、メディア発表されていた新聞記事は誤報道じゃん...。

こんな事でいいんでしょうか国内メディア。

 

❚国内メディアよりも正確な情報を伝えるアメリカメディア

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画像情報元:

トヨタ:9工場14ラインが最大4日間停止ー地震で部品供給に影響 - Bloomberg

 

上記はアメリカのブルームバーグの記事。前日16日の20時過ぎ、朝日新聞が発表した記事とほぼ同時刻に発表された記事です。こちらが正しい情報でした

 

国内自動車メーカーの情報なのに、国内メディアが海外メディアに負けてしまってていいんでしょうかw

TVもそうだけれど、国内メディア情報の信頼性はどんどん下降していってる気がしてなりません。

 

という訳で、トヨタの国内生産工場によって各工場の稼働停止期間にバラ付きはありますが、九州宮田工場に関しては

 

第1ラインが19日の夜勤-20日

第2ラインが20日

 

上記日程で稼働停止となります。

 

所属する第2ラインは20日のみの稼働停止となりますが、20日は土曜日で休日出勤予定が計画されていました。なので休日出勤だけを取りやめたという事になりますので、生産計画にほぼ支障なしといった所でしょうか。

 

当然ながら今週初めから行われていた生産調整による残業カット分は後々の稼働に加算され、また連日フル残業の日々が行われるでしょうし、今回取りやめとなった休日出勤分は別の週末に新たに生産計画が組まれるのは間違いありません。

 

なので残業が減った、休日出勤が無くなった!と、喜ばれる事では決してなく、後々のしかかって来る挽回計画に全社員は落胆しているという訳です。

連日のフル残業、フル休出なんてまじで気が狂いそうになりますからねっ泣。

 

❚時期的なものか、春の知らせは出会いと別れの季節

自動車工場というのは人の入れ替わりが異常なまでに多い業界です。

これまでに幾人もの戦友達が去っていきました。そしてここトヨタ九州でも新たにこの場を去る戦友が。

 

どうしてこうもっとずっと長く働きたいなと思える企業に巡り合えないんでしょう。

いや、過去を振り返ればこの環境が出来る限り長く続き、日々情熱を持って仕事に取り組んで行きたいと思えた企業も幾つかありました。

 

しかし長く続いて欲しいと思う企業は何故か突然部署が閉鎖になったり、経済的な理由でリストラが生じたり、人員配置転換によって職場環境が悪化してしまったりと、何故だかいい状態というのは長続きしないもんです。

 

まぁ人生、浮いている時期もあれば沈む時期もあるものでして。

どんな業界に居たとしても激動の日々が流れて行くものなのかも知れませんね。

 

親しい戦友が去る事となるので、コロナ禍の中で満足に送別会も行えない訳なのですが、せめて心を込めて別れの挨拶だけはしっかりとしたいと思います。

 

出会いがあればいつしか必ず別れが訪れる。

その瞬間瞬間を大切に噛みしめながら、日々を情熱的に生き抜いて行きたいものです。