とよブロ

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DJIにMavic miniの解析を依頼

もくじ

❚機体の致命的な不具合が認められれば、機体紛失の場合でも補償される?

※当記事内容は記事投稿当初のものであり、情報が古くなっている可能性があります。記事内容は随時更新する予定です。

先週末に不測の事態によって墜落・機体紛失となってしまったMavic mini。基本的にドローン本体紛失の場合は例え購入から1年以内の保証期間内であったとしても補償されないのが一般的であります。

 

しかし、過去DJIの対応でドローンの墜落原因として機体の致命的な不具合が認められた場合に機体が補償され、新品が郵送されてきたという情報も一部あり、期待はしていませんが今回の異常飛行データの報告と、今後のドローン技術発展の為に今回の墜落状況をDJIに報告する事にしました。

 

DJIはドローン業界大手の中国広東省にある大企業ですが、日本にもDJI Japanという拠点があります。サポート対応はWeb、メールなどが主ですが、電話対応も受け付けている様子。しかし週末などはサポートセンターが閉まっていて、電話連絡をする場合は平日の限られた時間帯に電話する必要があります。

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画像情報元:https://www.dji.com/jp/support

 

先週土曜日に墜落し、週明け月曜日に電話してみました。サポートセンターというのは各企業どこでもなかなか繋がりにくいという問題が多くあるのですが、DJI Japanのサポートセンターへは発信したタイミングが良かったのか、意外にもすぐに電話が繋がりました。

 

状況を伝えると、解析センターに依頼すれば詳細な状況の解析を行うとの事。ドローン購入から1年以内で機体の致命的な不具合による墜落・紛失が認められた場合、補償が行われる可能性があるという回答でした。機体を紛失してしまっている場合、墜落状況を詳しく調べる為にフライトデータが必要になるとの事で、Mavic miniを飛行させる専用アプリDJI Flyの中から

 

[プロフィール]→[設定]→[飛行データの同期]→[飛行記録を自動同期をON]

 

上記操作を行えば、DJIの解析センターで飛行データが確認できるので、その操作を行った後でDJI公式HPから解析依頼をして下さいとの事でした。電話対応を終え、飛行記録んお同期をONにした後でDJI公式HPから解析依頼を送信しました。

 

❚見よ!国内企業。これが海外大手企業の迅速対応だ

日本国内のサポート対応はなかなか電話が繋がらない、依頼をしても回答までに長期間を要するという場合が多いのですが、3/23(月)に解析依頼を上げて、当日の夜頃にはDJIからの回答メールが届きました。

 

これが海外でトップクラスに君臨する業界大手企業の凄さです。日本企業も見習ってほしいくらいの迅速な対応ですね。DJIから送信されてきたメール内容は以下。

 

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要点が簡略に纏められていて、可能な事、対応が不可能となる可能性がある事、非常に分かりやすい内容が記載されています。

 

しかし解析依頼を行うには幾つかの手順を踏む必要がある様子。DJI Japanのサポートセンターの回答では、DJI Flyアプリの飛行データを同期する事でセンター確認が行なえるとの回答でしたが、解析センターから送られてきたメール内容を見ると、詳細データはアプリデータから一部を吸い出し、そのデータを解析センターへ添付して送付する必要があるとの事でした。

 

これはIT関連の知識がある程度ない方だと、この時点で???という状況になってしまうでしょうね。という訳で、「FlightRcords」フォルダの吸出し方法をやってみたいと思います。

 

❚DJI FlyアプリのFlightRcordsフォルダの吸出し方法はこれだ!

①アプリ内のデータを参照する

アプリ内のデータを見る為には、ファイルマネージー系のアプリが必要になります。ファイルマネージャー系アプリは複数ありますが、管理人が使っているのは「ファイルマネージャー」というアプリ。そのまんまの名称ですねw

play.google.com

 

まずはこの「ファイルマネージャー」アプリを起動します。

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アプリ起動後の画面がコチラ↓

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ここからDJI Flyアプリを探すのですが、SDカードにアプリを移動設定でもしていない限りはメインストレージ内にDJIのアプリがあるはずです。

 

②メインストレージからDJIフォルダを見つける

メインストレージ(もしくはSDカード)をタップすると、その中にDJIのフォルダがあると思います。

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③DJI フォルダ内から「FlightRcords」フォルダを見つける

DJIアプリの中を開くと、幾つかのフォルダが。管理人の場合はどちらのフォルダにも「FlightRcords」フォルダがありましたが、「dji.go.v4」の方のフォルダはアイテム数が0となっていたので、フライトデータが残っているのは「dji.go.v5」の方となります。

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④「FlightRcords」フォルダをコピーする

「FlightRcords」フォルダを長押しし、画面左下の「コピー」をタップ。

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⑤SDカード内に新規フォルダを作成し、コピーした「FlightRcords」フォルダを貼り付ける

FlightRcordsフォルダをコピーした後、画面左上にある家のマークをタップして最初の画面に戻り、「SDカード」フォルダを開きます。

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⑥画面右上にある・・・(縦に・が3つのマーク)をタップし、「新規作成」をタップ。

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⑧「フォルダ」をタップ

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⑨フォルダ名を決めて、フォルダを新規作成します

ここでは後々分かりやすいようにフォルダ名を「DJIフライトレード」に決めました。フォルダ名を入力後に「OK」をタップします。

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いま作成した「DJIフライトレコード」という名称のフォルダが作成されました。

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⑩作成した「DJIフライトレコード」フォルダ内に、コピーしておいた「FlightRcords」フォルダを貼り付ける

DJIフライトレコードフォルダを開いたら、画面右下にある「貼り付け」をタップします。

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これで「DJIフライトレコード」フォルダ内に、「FlightRcords」フォルダがコピーされました。

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あとはコピーした「FlightRcords」フォルダを指示された「ギガファイル便」にアップロードし、内容を入力した「飛行データ分析表」をメールに添付し、必要事項をメールに記載してDJIサポートへメールにて報告すれば、解析依頼完了となります。

 

解析には状況によっては解析費用等が求められる場合があり、解析結果が出るのも約1ヵ月程度の期間を要するみたいなので、それらの事をよく理解した上で解析を依頼するかどうか考える必要がありますね。

 

さて補償は期待していませんが、どうなる事やらw