とよブロ

自動車業界経験情報誌/バイク/仕事/人生観

Apple信者の謎

もくじ

❚なぜそれが手にしたいのか

f:id:GOldduck:20200220052929p:plain

画像情報元:https://www.apple.com/jp/iphone-11-pro/

職場の同僚が最近iPhone11Proを購入したらしく、自慢気に11Proで撮影した写真を見せてきて、これめっちゃキレイじゃないっすか?プロみたいでしょ?とか言ってきたんです。

 

管理人は普段セミプロカメラマンの友人から嫌と言う程写真撮影技術や機材力の差を見せつけられているので、11Proで撮影された写真を見せられても何の感動も驚きもないのです...。だってその友人は撮影技術もさることながら、カメラレンズはライカ製のオールドレンズやソニーのα9などを所有し、レンズだけでも100万円以上するレンズを幾つも持っていて...そんな友人の超プロ級の写真を見慣れていれば、素人が撮影した11Proの写真なんぞ...。

 

元々その友人も熱烈なApple製品の信者であり、スマホもiPhone新機種が発売される度に機種変更して所有していました。が、偉大なるジョブズ亡き後くらいからiPhoneにこれまでのような革新的な進化が見られなくなってきた事に疑問を感じる様になり、最近になってAndoroid端末に乗り換えてしまいました。

 

彼が手にしたAndoroid端末はHuawei P30Pro海外版simフリー。カメラ知識豊富な彼ですらP30Proのカメラ性能は驚くべき点が多いらしく、そこいらの中途半端なデジカメや一眼を買うくらいならP30Proの方が利便性も高いし、プロ級の写真が撮れると絶賛しています。

 

管理人は写真の知識はほとんど素人レベルだと思っていますが、それでもP30Proで撮影された写真を見ると、明らかに他のスマホで撮影された写真とは別格。管理人が所有するGalaxy S9もかなりの高画質撮影が行なえますが、P30Proの写真に比べると見劣りしてしまうのが素人目にもハッキリ分かる程です。

 

日本国内では圧倒的にiPhoneユーザーが多いのですが、では彼等はiPhoneに何を求め、どこに惹かれてその選択をしているのでしょうか。

 

❚iPhoneを選択した理由を聞いてみた

管理人もスマホデビューはiPhoneでした。iPhone4がスマホを始めて手にした機種。ジョブズの魂が乗った革新的な端末で当時は衝撃を受けました。ですがその後はずっとandroidユーザーです。

なぜiPhoneからandoroidに乗り換えたのか。幾つか理由がありますが、iPhone4以降の機種はやはりジョブズの息がかかっていない製品になってしまった事が大きいでしょうか。

 

iPhone4sくらいまでは、毎回新機種が発表される度に革新的な進化が見られ、心躍らせていたのですが、iPhone4s以降の製品は特段驚くような革新的な技術は一切なく、単にandorid端末で好評だった機能を後付けしたような機能を上乗せしたような機種が続く様になってしまいました。

 

この点は当然ながら世界のユーザー達も感じっていたらしく、結果としてiPhonenの評価や株価は4s以降はあまり思わしくない結果が続く様になってしまっています。世界のスマホシェア率は現在ではiPhoneは世界シェア3位まで後退してしまい、かつての勢いはほぼ皆無となっています。1位はSamsung、2位は飛躍的な進化を遂げた中国Huaweiです。

 

過去にiPhoneを所有していた時期こそあれ、管理人はどちらかと言えばアンチApple派です。iPhoneが登場する以前からAppleの包括マーケティング、囲い込み戦略が嫌いで、Apple製品を所有していないとあれが使えない、これも使えない、使いたかったらApple製品買ってね!というある種顧客の自由度、選択肢を狭めるかのような戦略が嫌いでした。

 

対してandoroidはオープンソース。オープンソースにさえ従えば誰もがandroidの1,000万行以上のコードを扱える。とにかく自由度が高く、汎用性が極めて高い。これはユーザーの利便性に直結する事にもなって、あらゆる機能に互換性がある事が多いため、いちいちハードを買い替えたり、ソフトを入れ替えたりしなくても、これまでの延長線上でスマホを扱える。顧客の選択肢の自由度がめちゃめちゃ高いんです。

 

確かにAppleが提供するiOSは安定性に優れ、セキュリティー性能も高いとされていて、優れた点は幾つもあります。ですが、それらの恩恵を受ける為にはApple製品を所有するという選択肢以外ない。この点がなんともね...。

 

iPhone最新機種を所有する知人達になぜiPhoneを選択したのか聞いてみたんです。何がしたくてiPhoneを買ったのか、普段iPhoneを使ってどんな事をしているのか。すると拍子抜けた答えが返ってきました。

 

・やっぱiPhone最新機種を持ってた方がカッコイイっしょ。

・普段やってる3Dゲームの動きがヌルヌルなんスよ~。

・iPhoneでやってる事って言えば、ゲームと競馬アプリですかね。

 

それ、iPhoneじゃなくてもいいんじゃね?w

っと思わず思いましたが、それ言っちゃうとApple信者の皆様の反感を一斉に買う事になるのでふーんそうなんだぁーっと流しますw

 

11Proの写真を自慢してたヤツ、その使用用途にカメラ全然関係ないじゃんw

確かに一般ユーザーが使用する分には11Proで撮影された写真で満足行くでしょう。決してカメラ性能が低い訳でなく、使いようによってはプロ並みの撮影も行えるでしょう。

 

でも11Proの写真を自慢する程にカメラ性能を求めるのであれば、現行機種において11Proの選択はない。セミプロカメラマンの友人と11Proのカメラ性能を確認しに家電量販店に出向いて試し撮りしてみましたが、一瞬でiPhoneの時代は終わったなと言ってました...。Appleの熱狂的信者だったのにね...。

 

それもその筈なんです。スマホのカメラ性能を科学的に評価するベンチマークランキングDxOMarkでは、iPhone最新最上位機種11ProMaxの評価は5位。

4位であるXiaomi Mi CC9 Proは本体価格が4万円という驚愕コスパながら、11ProMaxのカメラ性能を超えているのです。11Proなんて10万超えですからね...。

f:id:GOldduck:20200220053326p:plain

画像情報元:https://www.dxomark.com/xiaomi-mi-cc9-pro-premium-edition-camera-review/

この事実を見ると、如何にiPhoneがブランド価格を上乗せしているかがよく分かってしまいます。要するに同じクラスのカメラ素材を使っても本体価格は11Proの半値以下で造れてしまうという事です。勿論、本体価格の設定にはカメラ性能以外にも材質やプラットフォーム、OS、外部デバイス機能などその他の機能要素などによって上乗せされていきます。

 

しかし単純にスマホのカメラ性能だけを求めて選択するのであれば、11Proよりも性能・世界的評価の高いXiaomiの端末を選択した方が、圧倒的にコスパがいいと言う事になります。

 

主な使用用途が3Dゲームとかなら、他に安い端末で幾らでも高性能なスマホがあるのにね...。

 

❚iPhoneが売れているのは日本だけ

この事実は完全に国内がAppleの戦略に呑まれている事を意味します。米調査会社ガートナーの調べでは、世界で昨年7-9月に販売されたスマホのOS別シェアはandroid82%、iOSは12%だったと発表しています。

 

全世界で見ると7、8割がandroidユーザーなのに対し、日本国内だけはシェア率が逆転してiOSユーザーの方が多いのです。日本国内のシェア率はiPhoneが69.1%、androidが30%だったそうです。

 

別にAppleやiPhoneを非難するつもりは毛頭ありません。昨年年末頃まではiPad Proを本気で購入しようかと悩んでたくらいですしw

それ程にApple製品のスタイリッシュさと、APPストアに魅力的なアプリが多いという事でしょうか。また、包括マーケティングの強みと言いますか、Apple信者な友人の話によると、Apple製品で固めておくと、製品間のやり取りが極めてスムーズに行えて利便性が非常にいいんだと言っていました。

 

こいった所にApple製品の魅力があるのかも知れませんね。

 

しかし今回ばかりは自慢気にiPhoneで撮影された写真を見せつけてくる職場の知人に対して、あまりにも無知過ぎて少々呆れてしまったので記事にしてしまいました...。駄文申し訳ございません。。。

 

管理人は尊敬するセミプロカメラマンの友人の様に、信者だからと言って形に捕らわれて選択するのではなく、広く多くの選択肢に触れ、自らが必要とするモノが何になるのかを吟味し、いい物は素直にいいと思える思考で行動する様にして欲しいという思いだけです。

 

11Proの写真って個人的にはプロ並みに綺麗に見えるんですけど、プロ目線で見るとどうなんですかね~なんて切り口で話を振ってくれれば、コイツ話して見ると面白いかもとか思えるんですけどね...。のっけから決めつけ固定概念バリバリで自慢話されても、世界は広いんですから、当然その他にもいい物なんて沢山ありますしね。

 

では、今日はこの辺りで!