もくじ
- ❚犬鳴村の存在は映画の告知Twitterで知りました
- ❚犬鳴村の都市伝説①
- ❚犬鳴村の都市伝説②村人が斧や桑を持って襲ってくる
- ❚犬鳴村の都市伝説③通信機器が県外になる
- ❚犬鳴村という村は実在したのか?
❚犬鳴村の存在は映画の告知Twitterで知りました
いつもの様に休憩時中にTwitterで情報収集をしていると、公開予定の映画「犬鳴村」の告知ツイートを見かけました。
ん?犬鳴?どこかで聞いた様な名称だな。
そうです。先日フラッと訪れた犬鳴ダム。同じ犬鳴という名称だ。気になって早速ググってみました。すると、映画の舞台となる犬鳴村はここ犬鳴ダム近隣という事が判明!しかもネット情報では過去に何度か凄惨な事件も起こっていたり、心霊現象の体験談が数多く語られている最凶の心霊スポットだったんです!
いやマジか...。幽霊とか心霊現象とかそういった類はめちゃくちゃ苦手なんですが...。犬鳴村というのは現在は既に存在していないらしいです。犬鳴村は江戸時代から一般社会から隔離され、迫害された人々が集められた村だったと伝えられているそうな。
しかしこの迫害を受け続けていた村という情報は後に幾つかの調査によって、その様な事実はなかったとされています。噂話に尾びれが付いて大きくなってしまったという訳でしょうか。
❚犬鳴村の都市伝説①
犬鳴村に纏わる情報には幾つかの都市伝説があります。
そのひとつが「日本国憲法が通用しない村」
犬鳴村通ずる道の途中に「この先、日本国憲法は適用せず」という立て看板があるそうな...。つまり犬鳴村敷地内では法律が通じない無法地帯という事になります。
この立て看板説についても嘘、ホントという情報が溢れていて、実際の所は確実な情報がないのですが、過去に旧犬鳴トンネル(現在は閉鎖)を抜けて細い道を探索したとある人の証言によると、道中赤い鉄門に
「この先、何があっても責任は取れません」という文字が書かれれた看板があったという情報が上がっています。
なかなか穏やかじゃない文面ですね...。
❚犬鳴村の都市伝説②村人が斧や桑を持って襲ってくる
犬鳴村に通ずる道には幾つもの罠が仕掛けられており、罠にかかると村人が飛んできて斧や桑で襲われるそうな...。
聞いただけで恐ろしい内容です...。しかしこれも都市伝説程度に噂されている話。現在では犬鳴村自体が存在していないので当然村人に襲われるという事も考えられません。
犬鳴村の広場には白いセダンの残骸がある
っという噂。何でも過去に興味本位で島根県から訪れたカップルが村人に拉致されて襲撃されたという噂話があります。
これも犬鳴村の広場とされる場所が一体どこなのか?そもそもセダンの残骸はあるのか?という噂話程度の情報なのですが、衛星写真でその残骸らしきものが確認できるとかできないとか。
実際、そこと思われる場所へ通じる道は完全封鎖されていますので確認のしようもないんですけどね。
❚犬鳴村の都市伝説③通信機器が県外になる
犬鳴村に入るとあらゆる通信機器が使えなくなり、外部と一切連絡が取れなくなると言う噂話。これは恐らく完全なデマ情報でしょう。
この手の都市伝説が生まれた背景の憶測としては、過去数ヵ月間だけ犬鳴村があったとされる宮若市に住んでいた事があるのですが、その住居は広大な山々に囲まれ、辺り一面だだっ広い田園地帯が広がるとんでも田舎な場所でした。
この様な周辺環境であった為、当初持ち合わせていたWiMAXの電波はほぼ県外。稀に電波を受信出来たとしても数Kバイトという超低速な速度でしか繋がらず、WEBページすらも開かない様な状況でした。スマホで契約していたau回線ですら電波が2~3本程度しか立たないという非常に電波が届きにくい地域でした。
犬鳴村があったとされる場所も周囲は険しい山々に囲まれた地域なので、恐らくこういった電波状況の極めて悪い地域だった為に通信機器が使えない、電波が入りずらいといったの事が起因しているんじゃないかと思います。
この噂がいつ頃から始まったのかは分かりませんが、電波状況が今よりも悪い時代だったらまず電波が入らない地域だった事も想定出来ますね。
❚犬鳴村という村は実在したのか?
国の歴史文書にも犬鳴村という集落があったという記録はないらしいのです。犬鳴村というのは都市伝説などの噂によって生み出された架空の集落名で、正式な名称は「犬鳴谷村」というらしいです。
明治22年の町村制度施行により、近隣の村と合併してその後「吉川村」になったとされています。その犬鳴谷村は現在では犬鳴ダムの底に沈んでいるとされています。
そんな曰く付きな集落が先日訪れたダムの底に沈んでいたなんて...((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
天候が悪かったせいか数名の観光客らしき人はいたものの、ほとんど人気はなく、少し不気味な雰囲気がありました。
写真の向こうが側に見える大橋を越えた先には閉鎖された旧犬鳴トンネルに変わって造られた新犬鳴トンネルがあります。ここは宮若市から博多方面へ向かう緩やかな山道になっていて、広い道ではありませんが国道を通って博多へ向かうよりも10分程度早く博多方面へ抜けれる事もあり、通行量はそれなりにあります。
犬鳴谷村はダムの底にありますが、過去に実際に凄惨な事件が起きてしまった犬鳴峠もこのトンネルを抜けた先にあり、周囲は立入禁止区域が数多くあります。
観光地として開放すれば面白そうな廃墟や旧施設なんかが点在しているのですが、辺り一面立入禁止区域が立ち並ぶのは整備不届き等の理由以外にも何かしらの要因がありそうな感じがしますね。
犬鳴村の心霊スポット情報を聞いてこの辺りを探索するのは大変危険なのでやめましょうね。この辺りは極めて険しい全く整備されていない山々が広がっていて、道路沿いには稀に野生のシカなんかも出没します。大変な危険が伴いますので、立入禁止区域となっている山に入るのは絶対にやめましょう。