とよブロ

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チラホラ退職者が出ている模様

もくじ

やはり自動車業界は入れ替わりが激しい

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風の噂的に聞こえてきたお話なのですが、最近各部署でチラホラと退職者が出ているみたいです。退職理由としては様々ですが、結構職場の人達と揉めて辞める事になったなんて話も聞くんです。

 

とある部署では、作業に付いていけない新人が作業途中で「もうやってられないので辞めます」と言って、業務中に帰ってしまったらしいのです。聞こえてきた程度の話なので詳細は分かりませんが、どうやら作業についていく事が出来ず、先生役の人や上長達と作業内容に関して揉めて、結構反発的な意見をしていたそう。

 

そして限界に達して突如退職となった訳なのですが、この手の内容って難しい部分もあるのですが、社会人としての行動としては完全にアウトです。今後トヨタ九州で再び働く事は出来なくなりますし、場合によっては業界内に情報が流れ、自動車業界全体での勤務が出来なくなる可能性すらあります。

 

当然の事ながら、勤務中にバックレる行為をした本人が完全に悪いのですが、退職に至るまでの状況に問題がなかったと言うと、必ずどこかに問題があったはずなんです。

例えばそもそも職場の人達と合わない。これはどの業界でも言える事なのですが、人間ですもの好き、嫌い、合う、合わないといった事はどこにでもあり得ます。

運悪く人間的に合わない人が多い職場に配属されたなら、それはもう運が悪かったと思うしかありません。

 

その他に、作業内容が合わなかったなどの理由も考えられます。人間、得手、不得手というのは当然あります。ひとつの工程で問題なく作業がこなせていたとしても、別の工程に配属されたら全く作業についていけないなんて事は十分に考えられる事です。

 

他には作業内容が無理過ぎたなんて理由も考えられますね。現在トヨタ九州では新車種の製造開始により、各工程共に作業内容はかなりキツくなっていると思います。配属された部署によっては残業も多いですし、休日出勤もあります。日々、肉体の限界に挑戦的な工程も多数ありますし、自動車業界って割とどこでもこんな感じで激務となっている場合が多いです。

 

これをいかに作業に無理が生じない様にコントロールするのは職制の仕事です。本当にその作業工程では安全に作業が出来るような環境になっていたのか。特定一部の作業員にしかこなせないような作業内容にはなっていなかったか。

 

指導者側の教育内容に問題はなかったのか。職場の人間の態度や言動に問題はなかったのか。何も退職者側だけに問題がある訳ではないはずなんですよね。

 

工場系の人は癖のある人が多いと心得よ

工場系のお仕事って実に様々な人間がいるんですよね。過去罪歴がある人。借金まみれの人。圧倒的に社会人としての常識が欠落している人。人生経験が乏しい人。あからさまに親の大将気取ってる人。いなかっぺ丸出しでウンザリする様な人。

 

こうやって記すとまともな人間がいない様に思われてしまいそうですが、管理人だってそんなにまともな人間でもないと思いますし、ある程度常識的な人が数人いればラッキー程度に考えておいた方がいいかも知れません。

 

この様な環境であるからこそ、職場内でのイジメ的な行為、暴言、プチ暴力的な事に出くわす可能性も少なからずあると思います。でも常識的に考えてそれは間違っていると思ったならば、勇気を持って反論して下さい。手段としては各企業でケアサポート等の窓口が設置されているはずなので、それらの窓口に相談するのも一つの手だと思います。

 

こういった問題は実に難しい問題だと思っていて、企業内環境を人が管理している間は完全に解決に至る事はないと思っています。だからこそ都度問題定義をし、議論し、常に改善を行いながら、互いが安全に気持ちよく仕事が出来る環境を企業側も社員も、外部応援者も全員で作り上げようとする行動が必要だと思います。

 

安全第一は言葉だけという矛盾

工場系の職場では各企業どこに行ってもほとんどの企業が「安全第一」を掲げています。が、安全に作業が出来る様な作業内容ではない、安全を第一に考えた環境になっていない場合がほとんどです。

 

安全な作業を行えと言われても、安全に配慮しながら出来る作業スピードではない。安全第一と謳っていはいるが、人よりも産業車両が何よりも優先。安全第一と言っていても、作業員が倒れても機械は止めない、生産は止めない。

 

これが現実で、どこの工場でもこういった矛盾が溢れています。そもそも各企業は安全に関しての議論が全然足りていないと思うのは、安全に関する議論が行われる時って、何か災害が起こってからの場合がほとんどだからです。

 

こんな災害が起きたから次は同じ災害が起こらない様にどうやったらいいかといった議論は行われるのですが、災害を想定した議論は行われていても、それは本当に安全か?という深い議論までは行われていない場合が多い様に感じます。

 

確かに世界の各企業との競争も、生産スピードや品質も非常に大切です。それらを確立し続けないと企業として成り立たないし、競争に勝ち抜いていけない。しかし、壊れた機械は修復出来ても人が亡くなったら修復は出来ないのですから、安全への取り組みはこれまで以上に突き詰めてやって貰いたいものです。

 

それでは、世間様は明日から3連休となる企業も多い様ですが、土曜日の朝方まで夜勤フル残業が確定しているので、本日はこの辺りで笑。また次の記事でお会い致しましょう!お疲れ様でした。