もくじ
❚自動車業界の正社員の給与は決して高くはない
※当記事内容は記事投稿当初のものであり、情報が古くなっている可能性があります。記事内容は随時更新する予定です。
ランクにもよるのですが、ダイハツ九州なんて諸々引かれた後の手取り額が1桁台の社員なんてゴロゴロいましたしね...。
広島のマツダなんかもそうです。友人が未だに何名かマツダで正社員として勤務していますが、中途入社や新卒から数年程度の社員なんかは基本給は20万円以下の場合がほとんどです。手当関連は割と多くつくのですが、社員ならではの意味不明な残業や持ち帰り作業なんかも生じますし、それを考えると例え高額なボーナスが支給されているとは言え、みなし的な残業時間分がボーナスとして支給されているとも思えてしまう程です。
自動車業界の正社員の給与は思ったほどに高額ではないんですよね。それはトヨタ九州でもどうやら例外ではない様です。
元々、期間工としてトヨタ九州に勤務していた人が正社員となったあと、月収が格段に下がったと嘆いていました。期間工として勤務していた時期でさえ、派遣社員と比較して月に4万円程度の差があったのに、社員になって更に下がったと嘆いていると言う事は、憶測ではありますが諸々差し引かれた後の手取り額はおおよそ20万円前後と予想されます。
各種手当関連がどうなのかといった点も気になる所ですね。
とは言え、ボーナスはランクが下の社員でも年間約100万円程度は支給されている様子なので、年収ベースとして考えると派遣社員よりも上となっているはずです。
❚独身の場合は、派遣社員の特典である寮費無料の恩恵が大きい
トヨタ九州だけでなく、多くの自動車業界で働く派遣社員・期間工は寮費が無料となっている場合がほとんどです。
トヨタ九州の場合、派遣社員の寮とは一般賃貸物件が用意されている事が多く、普通に個人契約すると月額約4万円程度の物件を無料で提供されている事になります。
仮に無料提供され、住んでいるマンションが4万円の物件だったとすると、半年で24万円分が浮いている事になります。社員の半年毎に支給されるボーナスが40万円と仮定したならば、その差額は16万円ほど。
これに月収差が約5~6万円程度あったと仮定するならば
5×6ヵ月=30万円
家賃無料分24万円(6ヵ月)+月収差額30万円(6ヵ月)=約55万円(6ヵ月)
あれれ、ランクが低い社員と比較した場合だと、純利益収入は派遣社員の方が有利になってしまう事になりますね。
あくまで予想の範囲ではありますが、仮定するならば
社員として6ヵ月勤務した場合の総手取り額
20万円(月収)×6ヵ月=120万円+ボーナス40万円=160万円
派遣社員として6ヵ月勤務した場合の総手取り額
25万円(月収)×6ヵ月=150万円+寮費無料分24万円=174万円
勿論、正社員として勤務していると基本給が段階的に上がっていく可能性は十分にありますし、ボーナスも上昇していく可能性もあるので、長い目で見れば社員の方が有利になると予想されます。
更に既婚者の方や持ち家を所有している方であれば、寮費無料の恩恵を受ける事が出来ませんので、この場合は確実に正社員の方が有利だと言えるでしょう。
❚PEO契約に移行する場合には、その他にも注意すべき事が沢山ある
PEO契約。派遣会社の正社員として出向先クライアントに勤務するという働き方なのですが、派遣社員からPEO契約に移行する場合、ほとんどの企業で給与体系が変わってくるとと思われます。
これまでは時給だったのが月給制になったり、手当関連が変化してきたり。寮費無料だったのが有料になったりすると、そもそもPEOへ移行する意味が分からなくなってきたりもします。
注意すべき点としては、PEO契約を結ぶ事で月収はどう変わるのか。各種手当関連はどうなるのか。ボーナスは支給されるのか。などが重要確認事項なのではないでしょうか。
それらの注意点に納得出来る内容であれば、PEO契約に移行するメリットはあると思います。派遣社員の場合は雇用期間に一定の定めがありますので、永続的にそこで働きたいと思っていても、労基法上で辞めざる負えない状況も生じてきますからね。
PRO契約に移行する事でその問題が解消され、雇用期間に定めがなくなる可能性は十分にありますので、この点はメリットになると言えるでしょう。
と、管理人も現在まで独身で、この先も結婚するつもりがありませんのでPEO契約に移行すべきかどうか悩ましい所です。PEO関連の情報や、クライアント側の正社員となった場合の待遇面の情報等は徐々に情報を集めていきたいと思います。