とよブロ

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またも設備トラブルにより非稼働に!

もくじ

❚ここ最近、設備トラブルが頻発しています

社員の方の話曰く、ここ数年でこれほどまでに設備トラブルが頻発して非稼働になるのは初めての経験らしいです。

 

自動車業界では設備トラブルによる一時的な稼働停止はよくあります。稼働停止となった時間で生産計画にマイナスが生じた分は、後に挽回計画として日当たりの残業時間が伸びたり、休日出勤を増やしたりして、当初予定されていた生産台数をクリアする計画が練られます。

 

ここ数か月、トヨタ九州では設備トラブルや天災による影響で非稼働日が何回か起こっている為、現段階の挽回計画では年明けから春先までフル残業、フル休出が予定されています。更に今回の非稼働によって更に挽回計画が加算される事が予想されますので、しばらくはとても忙しい日々が続きそうですね...。給料面的には大変助かりますが汗。

 

❚他の自動車会社でも設備トラブルは結構ありました

ダイハツ九州でも設備トラブルは割と頻繁にありました。ですがダイハツの場合は基本的にはその日の内に応急処置で無理やりライン稼働させるといった状況が多かったと思います。

 

多少のトラブルではラインを止めずに、限界まで稼働させるというのがダイハツ九州の考えなのだと当初は感じていましたね。その為、設備トラブルによる非稼働日もほとんどありませんでした。しかし地域特性によるものなのでしょうか、従業員のほぼ全てが車や送迎バスを利用して通勤しており、近隣に路線もない為、積雪時に非稼働になる場合はありましたね。

 

車がまともに走行出来ないような積雪時の路面状態では、車通勤者が大半を占めるダイハツ九州では出勤時に大混乱になるのは必至ですからね。

 

では、広島マツダの場合はどうだったのかと言うと。マツダの設備は非常に古い設備が多く、設備トラブルなんて日常茶飯事。その為、日々生じる設備トラブルを応急処置で直しながらライン稼働させていた訳なのですが、そんな状況なので残業時間が突然変更になるなんて毎日の様にありましたね。

 

そんな状況であった為に、今日は残業がどのくらいになるかなんて予想すら付かず、日々の予定なんてまず組めない様な状態でした。設備トラブルが非常に多かったマツダですが、それによって非稼働になる事はほぼありませんでした。さすがに重要な設備の機関部がぶっ壊れた時はお休みになりましたが笑。

 

❚工場の設備としては断トツにトヨタ九州がいい

過去に何度か世界一のプレミア工場賞に輝いた事もあるトヨタ九州宮田工場。その為、工場内は管理人が経験してきた自動車工場の中でも群を抜いて綺麗かつ衛生面も非常に考慮されており、最新の設備が整っています。さすがプレミア工場といった印象ですね。

 

工場設立から比較的間もないダイハツ九州中津工場も割と工場内は綺麗になっています。ライン稼働後には毎日のように2s、4s(整理、整頓、掃除などなど)が行われていますので、工場内の衛生面はそこそこ保たれていた印象がありますね。

 

最も不衛生だと感じたのが広島マツダ本社工場。ここは初めてマツダに来た人の多くがまるで廃工場の様だと感想を述べる程に酷い荒れ様です。設備は古く、掃除もまるで行っていないと言っていいほどに工場内はホコリやサビにまみれています。

そんな感じなので工場内の空気はおせじにもいいとは言えず、原因不明の体調不良者が出る事もありました。マスクを常備している人が多くいましたね。

 

広島マツダは従業員に対する給与手当などは手厚く行っているのですが、もう少し設備を新しくするとか、工場内の衛生面を改善するとかに予算を振って欲しいという声も多くありました。

 

さてさて、年明けから春先まで激務が確定しているトヨタ九州。身体を壊してしまったらそこで試合終了退職なんて事も可能性としてはあり得ますので、くれぐれも無理し過ぎない様に体調管理をコントロールしつつ乗り越えたいと思います。