とよブロ

自動車業界経験情報誌/バイク/仕事/人生観

激務と言われる自動車業界でも、比較的ラクな作業工程は存在する

もくじ

❚工程負担配分の考えにより、作業工程が変更されました

特定の工程に同じ人をずっと配属していると、その人が病気やケガでお休みになった場合や、突然の退職時などに現場が非常に混乱する事になります。

また、自動車業界の作業工程はかなり数多くの工程がありますが、ひとつひとつの作業工程内容によって身体に掛かってくる負担にも差が出てきます。

 

これらの問題を解決する為に、最近では多くの自動車業界が一定期間毎に作業工程を巡回させてリスク回避を図っているんですね。

 

管理人も本日より新たな作業工程を覚える事になりまして、やはり初日だけあって失敗の連続でした苦笑。最初はどうしても不慣れな事だらけなので仕方ないにしても、やはりミスはない方が精神的にも品質的にもいいですね...。

 

とは言え、新たな作業工程は以前からかなりラクだと噂されていた工程。実際、身体の負担的にはこれほどラクな工程はないんじゃないかっていうくらい疲れ知らずな工程です。逆にラク過ぎる事で時間が経つのが遅く感じてしまい、精神的には結構しんどかったりします。人それぞれ気性的や特性的に作業が合う、合わないというのがありますので、難しい所なんですけどね。

 

❚検査工程も比較的ラクな工程だった

過去、別の自動車業界で検査工程に携わっていた事があるのですが、検査工程も身体の負担的にはかなり少ないラクな工程でした。とは言え、出来上がった車を幾つもの検査で最終チェックする重要な工程ですので、精神的には結構キツいものがありましたが。

 

検査工程というものは基本的にはミスが絶対に許されません。勿論、一人で全ての項目を検査する訳ではなく、同じ検査箇所を複数人で重複チェックしながら最終的な出荷に繋げていく訳なのですが。

 

検査工程でも重要度によって検査任命される人が選別されており、重要な検査項目だと特別な資格を持った人や、役職の付いている人などが担当されています。その他の簡易検査で済む様な項目の検査は、一般社員や期間工・派遣社員なども任されていたりします。

 

車のパーツを一つ一つ組み上げていく組み立て工程を経験してきた管理人からすると、検査工程の内容を知らない頃は「なんてラクな仕事をしているんだ!羨ましいな...」なんて思っていた時期もありましたが、実際に検査工程をやってみると時に発狂しそうになるくらいの精神的ダメージを受ける時なんかもありまして、人によって適正もあり、それぞれ違った苦労があるんだなと思える様になりました。

 

自動車業界では従業員同士でよく「お前はラクでいいよな!俺の工程なんてこんなにキツいんだぜ!」なんて、自分は凄い・自分はキツい仕事をしているんだ!自慢がよくあったりするんですが、これは他工程を実際に体験していないから起こってしまう問題なので、職場リスク回避的にも、職場環境改善要素的にも、作業工程巡回制度はいい施策なのではないかと思います。

 

まぁ、ラク過ぎちゃって睡魔がヤバい事になってるんですが...。

どんな工程に配属されたとしても、お客様には関係なく、全ての工程に対して等しく重い責任がありますし、全ての工程が重要な工程になりますのでそれを忘れずに仕事に取り組んで行きたいと思います。