もくじ
❚また日産自動車で不祥事が発覚しました
驚くべき事に今回は前社長、現会長であるゴーンさんの不祥事というニュースが飛び込んできました。ここ最近で日産自動車は不祥事が多発しています。
ついこの間の検査不正発覚事件では一定期間の稼働停止期間が行われ、その影響を受けてか九州にある日産の工場で派遣を中心とした契約解雇があったとも噂されていました。以前、管理人は検査工程に携わっていた時期がありましたが、これは各企業によってかなり差はあるとは思いますが、検査は割と穴だらけだった印象があります。
検査工程は勿論、各検査毎に任命された人しか出来ない様になっているのですが、企業によっては簡易検査だけで出荷までするような所もあるという噂は以前からありました。検査不正が発覚した日産では、検査任命を受けていない人が検査を行い出荷していた事が問題となりましたが、他企業も厳しい監査を受ければ危うい内容が多々あるのではないでしょうか。
❚以前から期間工や派遣の途中解雇が多かった日産自動車
外資体質だからなのかは分かりませんが、以前から日産は期間工や派遣社員の途中解雇が多発していました。増産計画がある時は過剰なまでの入社祝い金などで人を集め、減産になった途端に一斉解雇する。この繰り返し。
短期間だけ稼ぎに来る目的だった人には特に影響はないのかも知れませんが、長期で働くつもりだった人や、社員へのキャリアップを目指していた人なんかからすると、たまったものじゃありません。
期間工の場合は、住み慣れた個室寮をいきなり追い出されたなどの悪評も業界内では問題視されていましたね。
❚技術者や生産者に非がある訳ではないという現実
実際、検査不正問題があった時も車を製造している作業員に非があった訳ではなく、あくまで会社の指示に従って作業を行っていたはずなんです。日産の車の技術力は他社と比べても独自性があり、素晴らしい技術が沢山あると思っています。それら全てを一部の人間の不正により、会社全体がマイナスイメージを受け、従業員の生活を脅かす事態にまでなっている事に憤りを感じますね。
日産はここ近年、立て続けに不祥事を起こしてしまっているのでブランドイメージは地まで落ちていると思います。今回のゴーンさんの件は当然罰則、罰金等の処置がなされるのですが、それだけで収まる問題ではないのです。
日産自動車に従事している全ての人の生活に影響を及ぼす問題となってしまいましたので、企業としてこれからどう従業員、関係企業への補填を行って行くのか。これは非常に重要な問題となってくるでしょう。
だからといって日産車が悪いという訳ではありませんので、車の売れ行きにはそこまでの影響はないのでは？と個人的には思っています。勿論、多少なりともイメージダウンによる減収は避けられないとは思いますが。
会社運営に携わっている方々には従業員、関係各社で働く全ての人達の生活を担っている思い責任があるという事を忘れず、真摯に仕事に取り組んで欲しいものですね。
